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動植綵絵 [アート]

昨日は上野の国立博物館で開催中の皇室の名宝展を見て来た。
お目当ては伊藤若冲の傑作、「動植綵絵」。
全30幅が一挙に公開されることはなかなか無いことらしい。

doshoku.jpg

この偏執狂的な程に細かく描き込まれた動植物の美しさは、それを目の前にしなければ
伝わらないと思う。 昨日も改めて分かったのだけれど、黒山の人だかりの中でも、この絵は
最前列で見なければだめだ。 2列目から見ていたのではその細部に圧倒されるところまでは
行かない。 最前列に並び、ガラス(何でガラスなんかに入れるのだ!)をなめる程に顔を
近づけ、ガラスへの映り込みを消したところからじっくりと見ることによってこそ、この画家が
魂を注ぎ込んだ描写に圧倒され、くらくらとする快感を得られる。

普段は皇居の三の丸尚蔵館にあるがなかなか展示されないので、一堂に展示されるのは2007年の
相國寺での若冲展以来のことらしい。

動植綵絵が見られる皇室の名宝展第1期は明日11月3日までである。
興味のある方は是非この機会に見ておくことを強くお勧めする。
お昼頃までは大変な混雑だが、午後から夕方は少しずつ空いてくるはず。

ところで、動植綵絵の情報を探して net をうろうろしていたら、その比較的良質な画像データをたまたま発見。

老松白鶏図 http://bluediary2.web.fc2.com/j-11.html
南天雄鶏図 http://bluediary2.web.fc2.com/j-14.html
芦鵞図 http://bluediary2.web.fc2.com/j-13.html
群鶏図 http://bluediary2.web.fc2.com/j-20.html
 :

index ページを探したが見つからなかったのだが、
想像力をちょっと働かせば30幅全てを見ることが出来るであろう。

<< 追記 >>
元の日記を見つけました。 こちらからどうぞ。
弐代目・青い日記帳

目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』 (アートセレクション)

目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』 (アートセレクション)

  • 作者: 狩野 博幸
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本



東山魁夷展に行ってきた [アート]

東京国立近代美術館で行われている東山魁夷展に行ってきました。

DSCF0341ts.jpg

東山魁夷と言えば、唐招提寺の障壁画を書いた時の様子を描いたNHKのドキュメントを子供の頃に見て
圧倒された日本画家。 今回の回顧展は生誕100年記念するものだけあって、内容は非常に充実していました。

もちろん、内部は撮影禁止なので、会場となった竹橋(東西線)の東京国立近代美術館の外観をば。
(ここ、初めて行きました。)

DSCF0335s.jpg

東山魁夷の絵はとても写実的に見えるのですが、実は構図や色はかなり大胆に再構成されたものであることを
今回初めて知りました。 スケッチしてあった題材から、色を変え、構図を変え、時には無かった滝を加え、
あった家々を消し、青い海を黒い湖に変え、等して東山魁夷の世界を創造していったものなのだそうです。
だから、モデルとなった土地、景色はあっても、全く違う景色として絵画の中に再構成されています。

今回、一つ気付いたことは、東山魁夷の絵がとても写真的であること。
おかしな言い方ですが。

絵を構成しているそれぞれのパーツ(木の幹、枝、葉、光等)は超絶的な技法でとても写実的に描かれて
いますが、絵の組み立てと味付けは東山魁夷の創造力の塊です。 これは、写真の構図を工夫したり、
撮った写真をレタッチでいじって自分の写真に仕上げていく作業に似ています。
もう一つ。 絵巻物が一つ展示されていたのですが、これは彼が山から降りていく道々で見た風景を
つなげて作ったものです。 これって、組写真やパノラマ合成写真と似ています。 長い横長の構図の
中で、時間的、空間的に離れた物達を再構成して物語を作り上げているのです。

東山魁夷の作品のいくつかはこの展覧会のHPで見ることが出来ます。
是非、HP中の第1章から第7章をクリックして、代表作を見て頂きたいと思います。

そうそう、今回の最大の見どころと言えるのが唐招提寺の障壁画(の一部)
わざわざ奈良から運ばれた幅13mの襖絵は圧巻ですよ。

(今回の展覧会で残念だったのは、ガラスのはまった絵が大部分であったこと。
 しかも、低反射ガラスではないし、照明も気を遣われていないので、写り込みが
 ひどい。 かなり残念でした。)

展覧会を見終わって外に出ると、穏やかな春の光にお堀がきらめいていました。
お堀にかかった平川橋越しにわずかに残った桜が見えていました。

DSCF0345s.jpg

竹橋方向から平川橋を見ると右手に長い白壁と、その奥に堂々とした瓦屋根が見えます。
とりあえずパノラマ合成写真を。

DSCF0349prs.jpg

調べてみると、この瓦屋根が平川門。
上から見た写真はこちら
この門から入っていくと、皇居の東御苑に行けるらしい。

DSCF0352s.jpg

桜は散ってしまったけれど、お堀には春の日の光がいっぱいでした。

おまけ。
DSCF0336s.jpg
いったいここは何丁目やねん!?

(地図で調べてみると、この看板の横にある一本道を通った先に警視庁第一機動隊や皇宮警察北の丸宿舎
 というのがあって、そこの番地が4丁目、5丁目、6丁目なのでした。 )

* 追記
HPの中で携帯の待受けをダウンロードできます。
しかもその待受けを提示することで一般入場料 100円引き だそうです。
http://higashiyama-kaii.com/news.html#06


東山魁夷 (日経ポケット・ギャラリー)

東山魁夷 (日経ポケット・ギャラリー)

  • 作者: 東山 魁夷
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 1991/04
  • メディア: 単行本





東山魁夷の世界

東山魁夷の世界

  • 作者: 東山 すみ
  • 出版社/メーカー: 美術年鑑社
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本




国立近代美術館



Beautiful People by Junichi [アート]

Junichi という17才のイラストレータが描いたイラストが展示されている、というので
銀座のルイ・ヴィトンのお店まで家族で行ってきました。

Junichi 君は4年前(まだ中学生になったばかりだった?)に、ソニービルで個展をやっていて、
その時も家族で見に行きました。 その時は会場にいた Junichi 君本人にも会うことが
出来ました。 自由の女神がモチーフのイラストがかわいかった。 うちの長男はその時の
印象が強かったようで、今回のルイ・ヴィトンの件を聞いて「見に行きたい」と言い出した、
という訳です。


こんな感じで、ショーウィンドウに商品と共に、彼のイラストが展示されています。
(と言うより、彼のイラストがバッグを作る人の姿を通してバッグのクオリティを表現している)


テーマとして描かれているのは、ルイ・ヴィトンの工房で作業をする職人たち。

続きを読む


モネ展 @ 国立新美術館 [アート]

国立新美術館で行われているモネ展もいよいよあと1週間となりました。 7月2日(月)で終了してしまいます。
ということで、遅まきながら言ってきましたよ、六本木の国立新美術館。

いやぁ、なかなかの充実ぶりでした。 満足、しました。
入り口付近は初期(1870年代)の作品で、いま一つな印象でしたが、順路を進むにしたがって年代が進み、セクション2のヴェトゥイユを描いた作品辺りから素晴らしい作品が続きます。 自分が気に入ったのはジヴェルニーの川にかかる朝霧を描いた作品(セーヌ川の朝)と、ヴェネチアのドゥカーレ宮殿を描いた作品(売店で絵葉書を探しましたが、この2つは含まれていませんでした。 ちょっと変わった趣味なのかも)。
さらに進むと有名な連作を見ることが出来ます。 積みわら、ルーアン大聖堂、テムズ川のチャリング・クロス橋、、、。 これらは素晴らしいです。 ボストン、メトロポリタン、シカゴ、フィラデルフィア、オルセー等、世界中に散らばっていた連作がここに会していると思うと感無量です(それらの美術館を訪ね歩いた自分の努力は何だったの?と一瞬思いましたが、それぞれに素晴らしいコレクションを見ることが出来たのですからそれは言ってはいけません)。 そして、最後のクライマックスはジヴェルニーの庭と睡蓮のコレクション、、、だったはずなのですが、ここはちょっと正直言って、期待はずれでした。 睡蓮はオランジェリーとメトロポリタンに限る!ですね。 ポーラ美術館とワイキキ美術館の睡蓮はそれぞれに良いと思いましたが、心に残っている素晴らしい睡蓮の記憶、からは少し遠いものでした。

会期が残り少なくなったので、木曜と金曜は夜8時まで開いていて、ねらい目です。 流石に18時を過ぎると会社帰りの人で少し込んでくるので、夕方の早い時間帯に行かれることをお勧めします。


Photo by NTT Docomo F904i

闇に浮かぶ国立新美術館はなかなか素晴らしい建築ではありますが、あのシンプルな展示室を包む衣としては、これが本当に必要だったの?というアンバランスな感覚が残りました。

ちなみに、上の写真は携帯(F904i)で撮ったものですが、なかなかどうして素晴らしく撮れています。 どうやら手振れ補正が効いているようです(どういう仕掛けかは書いてないので分かりませんが)。 それと、ワイドに撮れるのはやはり楽しいです。


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